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zoom RSS やる気はいいが番組構成もよろしく「三三左龍の会」

<<   作成日時 : 2017/07/02 16:51   >>

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6月29日の「三三左龍の会」(鈴本演芸場)は、二人が2席ずつ
口演し、うち1席はネタ出しになっています。
その順番とネタはこんな風です。
・左龍:お楽しみ
・三三:「藁人形」
仲入り
・三三:お楽しみ
・左龍:「佃祭」

ネタ出しの2席は笑いが少ない噺です。こういう場合、もう1席は
客の負担も考えて、笑いの多い噺を取り上げるのが一般的です。
ところが、左龍さんの1席めはワタクシは聞いたことがない噺
でした。
師匠が最後に紹介してくれましたが、「名刀捨丸」というのだ
そうです。
村の正直者の男が江戸に出て一所懸命働きます。そして
3年間で30両貯めて国に帰ることになったのですが、
その途中で・・・・

前半はのんびりとした内容ですが、後半は重苦しい展開に
なります。笑いはありません。
これはどうやら元は講談ネタのようです。

左龍さんはなぜこのネタを1席めに持ってきたのでしょうか。
次は三三さんの「藁人形」がネタ出しされているというのに。
笑いの少ない噺を2つも続けたら客席の気分は沈んでしまうでは
ありませんか。

このネタを最近覚えてどうしてもやってみたかった、あるいは
来月の独演会でやるので口慣らしをしておきたかった、などなど。
また、こういうネタはこんな会でなければなかなかやれないので、
その意気込みはいいと思うのですが、会全体の番組構成を
考えることも、プロなら必要なのではないでしょうか、なんて
つい愚痴も出て・・・

まあ、珍しい噺が聞けたのはありがたかったのですけど・・・
口演も悪くはなかったので重苦しく楽しめました。

当日の番組
・対談
対談の最後で、次に出てくる前座さんを三三さんが紹介したの
ですが・・・
「顔の幅より肩幅が狭い」!

・前座(ひしもち):「元犬」
肩幅のほうが顔より広かったです。

・左龍:「名刀捨丸」

・三三:「藁人形」
後半の西念の凄味のある表情が印象的でした。だました女を
呪い殺そうとする怨念が漂っていました。
照明の当て方も少し変えたのかな?

「決して中を見るなよ」と言われたら見たくなるのが人情。甥の
「見たい」「いや、だめだ」の葛藤は、なんとなく現代風な味付けが
してあって、そこに、この噺では数少ない笑いをにじませようと
しているように感じました。

仲入り
・三三:「反対車」
1人目の車夫ののんびり感が楽しい。梶棒を持ち上げるまでが
なかなか大変。持ち上げた後、歌を唄うのですが、1曲目が
「もしもし亀よ亀さんよ・・・」
2曲目が「デンデンムシムシ、カタツムリ・・・」。
3曲目が水前寺清子の「365日のマーチ」。もちろん「3歩進んで
2歩下がる」が狙い。
いったいこの人力車は何メートルくらい進んだのであろうか?

2人目の車夫は早い。
工事現場もそのまま突っ切る。おかげで三三さんは座布団の上、
膝だけで飛び上がる。
その瞬間、客席は意表を突かれて呆然としておりましたが、その後、
もう一度飛び上がったときは、待ち構えていたのでありましょう、
すかさず拍手が起こりました。三三さんも喜んでいました。

ところで三三さんのこの噺では、2人目の車夫は鈴本の階段も
駆け上がるのですが、そこから先はどこにつながっているので
しょうか?上野駅につながっているようにも思えないし。

窓から転落しなければいいが・・・と心配で、その夜は寝られません
でした。

・左龍:「佃祭」
左龍さんの声は明るくて20代の人のように聞こえます。若い男や
女の表現にはちょうどいいのですが、年配の旦那などの表現には
やや若すぎるような気がします。

この口演でよかったのはサゲですね。
従来は橋の上で女が身投げをしようとしていると与太郎が勘違い
するのですが、ここがいかにも取って付けたような展開で違和感を
拭い去ることができません。
しかし左龍さんはこの部分をあっさりとカットして、旦那の棺桶に
からめてサゲました。
このほうがはるかにいい。噺の流れが自然です。噺の世界が完結
しています。

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