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zoom RSS ポールと小はん師匠は同い年。「噺の会」を聞く

<<   作成日時 : 2017/04/27 18:37   >>

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ポール・マッカートニーと柳家小はん師匠とは6カ月違い
なんですね。ポールが1942年6月18日生まれ、片や
小はん師匠は41年12月18日生まれ。
あと2か月すればポールも小はん師匠と同じ75歳です。

しかしお二人の体力にはものすごい差がありそうです。
今来日中のポールは元気いっぱい、溌剌としています。
それに対して小はん師匠は、4月23日の「噺の会」で
見た限りでは、歩くのもたいへんそうです。

楽屋からよろよろ、ふらふらと歩いてきました。なんとか
高座のところまでたどり着きましたが、高座は2段ほど
高くなっています。
その前で立ち止まって、呼吸と姿勢を整えてから1段1段
ゆっくりと慎重に上がりました。
やれやれ。

まあポールがジムに通ってベルトの上を走ったり、マシンで
筋力を付けたりしている姿は想像できますが、小はん師匠が
ジムに通う姿はとても思い浮かびません。
体力の差は仕方ありません。

でも体力だけではありません。
小はん師匠のマクラでのしゃべり方もポールのようには
いきません。なんか飴玉を含んでいるようなしゃべり方なの
です。声が大きな飴玉に邪魔されて口の脇から出てきている
ような・・・

そしてお年寄りって(私もその仲間なんですが)、時間感覚が
若い人とは違いますよね。(この点に関してはポールのことは
わかりません)
「以前」とか「この前」とかいうのが40、50年前のことで、
「近頃」というのが10年近く前のことのようです。
ですからマクラで「近頃」の話をするのですが、もう一昔前の
ことで、お客の意識とはズレてしまいます。

そんな状態なんですが、しかし、いざ噺に入ると飴玉はどこかに
行ってしまい、滋味深い語り口になるのです。
これが、いいんだわ。
まこと落語は年季の芸能だなと実感させられました。

当日の番組
・前座(寿伴):「千早振る」

・藤兵衛:「色事根問」
女にもてる10のコツを教えてもらった男。しかし、1つとして
あてはまるものがありません。
着物の帯は畳のヘリを剥がしてつないだものを使っているので、
そりゃもてません。
これは元は上方噺だと思うのですが、こういう想像を絶する
内容の噺はやはり大阪弁のほうがふさわしいですね。
東京弁でやるとちょっとエネルギーが足りないように感じます。

・小はん:「親子酒」
オヤジのほうだけでなく息子の酔っぱらい方もベテランの味わい
です。酒を飲む前のオヤジはなんだかかわいさもありました。

・藤兵衛:「胴乱幸助」
これも上方の噺で、やはり東京弁ではアクの強さとかくどさとかが
薄まる気がします。そのため「割木屋のおやっさん」の際立った
個性が目立たなくなり、噺全体が品よくまとまってしまいました。
もちろんこれはこれでたいへん面白うございました。
しかし、米朝師匠とか文我師匠とかの関西弁「胴乱幸助」の
エネルギッシュな可笑しさには、やはり及ばないなあと感じた
次第です。
とはいっても藤兵衛師匠は随所にいろいろな工夫を施しており、
これからどんどん改良されて面白くなっていくような予感がしました。

仲入り
・小はん:「笠碁」
これぞまさにベテランの味。
ポールの音楽にベテランの味は似合わないかもしれませんが、
落語にはベテランの味は欠かせません。
雨の日の年寄り二人の心理と姿が可笑しかった。気づかせようと
思わず手を振るところなんかはごく自然だし、表情の変化は
お見事でした。

藤兵衛師匠の話では2回目3回目がありそうですし、その後は
「偲ぶ会」になるかもしれないとのことですが、5回、10回と
続くことを祈っております。

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